最近「アウトランダーPHEV GG2W (8号機)」のEV走行可能距離が急に低下してきたので蓄電池の容量がどのぐらい減少しているか調べてみました。
調査に当たって購入したのは「ELM327 OBD2スキャンツール BLUETOOTH v1.5 自動車」です。車のOBD2(On Board Diagnostics のバージョン2)いわゆる自己診断データを接続コネクタに接続し、データを Bluetooth で飛ばすというものです。受け側は Android スマホに「PHEV Watchdog」というアプリを入れるとデータを見ることができます。例によって激安を選定しました。
取付は運転席右下をのぞき込むと接続コネクタがあるのでそこに差し込みます。電源も供給されるので差し込むだけでOKです。
「PHEV Watchdog」は Android 版しかなく iphone では使えないので注意してください。「Google Play」で「PHEV Watchdog」を検索してインストール。無料で使用できます。インストール後は Bluetooth でペアリングします。
右上の3点ボタンから「Settings」を選択。「Bluetooth Turn off Bluetooth」をチェックしてから、「Start Live Data」
をクリックするとデータの吸い上げが開始され、データが表示されるようになります。
「アウトランダーPHEV」の蓄電池容量は新車時 12kWh、セル 3.75V×80 個 = 300V、12×1000 Wh / 200 V = 40Ah です。蓄電池容量については、右上3点ボタンの「Battery Condition」で確認することができます。履歴を見ると
10,829km 時 38.9Ah 97.3%
21,408km 時 37.4Ah 93.5%
68,983km 時 27.8Ah 69.5%
となっています。三菱の「アウトランダーPHEV」の長期の容量保証については初年度登録後8年以内(但し走行16万km以内)で駆動用バッテリー容量が70%を下回った場合に、無償で修理・交換を実施してもらえます。容量測定は、販売会社のサービス工場または三菱自動車が認めたサービス工場で有償にて受けないといけないので、その結果によりますが、一応修理・交換の条件は満たしているようです。
今度の車検で容量測定をしてみようと思います。
コメント
[…] 2021年7月初旬の車検に合わせて、蓄電池容量を測定しました。駆動用バッテリーの特別保証は初度登録後8年以内かつ走行距離16万km以内です。車検前にOBD2で測定した結果では約7万kmで67.3%でしたが、ディーラーでの測定結果は72.3%でした。ディーラーでの測定は完全放電させ蓄電池のセル電圧のバランスをとって測定するという話を聞いたことがあり、バッテリー容量も少し復活するとのこと。今回は保証対象になりませんでしたが、保証失効までには条件はクリアーできそうなので、もう一度トライしたいと思います。測定するのは充電容量の落ちる冬がよいとの話も聞きました。ちなみに測定料金は取られませんでした。 […]