ドローン（DJI Mini 3 Pro）

2022年6月に航空法が改正され、ドローンの機体登録が必要な機体重量が200g以上から100g以上になりました。100g以上のドローンを飛ばすためにはいくつかの規制があります。
　①国土航空省に機体登録が必要（無人航空機登録制度：ドローン基盤情報システム）
　②機体に発行された登録記号を表示しなければならない
　③機体には識別情報を電波で遠隔発信する「リモートID」機能を備えなければならない
登録していないドローンを飛ばすと、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられます。

2022年12月に国家資格が設けられましたが、資格がなくても機体登録をすればドローンを飛ばすことはできます。ただし、以下の規制があります。

飛行区域の規制：国土交通省「無人航空機の飛行禁止空域と飛行の方法」参照
　①原則飛行禁止。許可を取れば飛行可能な区域
　・150m以上の高さの上空：山などでは自分がいる場所から150m以上の高さの上空。
　　ビルの上などは地表からの高さが150m以上の高さの上空。
　・空港周辺の空域
　・人工集中地区（DID地区）の上空
　②飛行禁止の区域・緊急用無空域
　③無許可で飛行可能な区域・上記以外の空域：
　　ただし、航空法以外の法律で規制されている場合は飛行不可、もしくは許可が必要。
　　その他の規制、条例をよく確認する必要あり。
上記の禁止区域で許可なくドローンを飛ばすと、50万円以下の罰金が科されます。

国土交通大臣の承認があれば可能となる飛行
　・夜間の飛行
　・目視外の飛行：ドローンとその周辺を操縦者が目視できない範囲での飛行
　・人や物との距離が30m未満になる飛行
　・お祭りやイベントなどの上空での飛行
　・危険物の輸送（農薬散布など含む）
　・物を投下すること（農薬散布など含む）

その他遵守事項
　・アルコールや薬物などの影響下で飛行させない
　・飛行前確認を行う
　・航空機または他の無人航空機（ドローンなど）との衝突を予防するよう飛行させる
　・他人に迷惑を及ぼすような方法で飛行させない

現在の空撮用のドローンの購入を考えた場合、実績・性能・コスト全てにおいて「DJI」一択だと思います。今販売されている「DJI」のドローンには全て「リモートID」機能が搭載されており、ドローン基盤情報システムでの機体登録もスムーズに行えます。で、自分が個人の空撮用に導入したのは「DJI」の「DJI Mini3 Pro」です。価格面から考えると候補は以下がありましたが、条件として送信機はスマホを使いたくなかったので「DJI RC」とすると「Mini2」シリーズは外れることに。
　・DJI Mini2：DJI RC設定なし：×
　・DJI Mini2 SE：DJI RC設定なし：×
　・DJI Mini3：価格82,500円：◎、重量 248g：〇、センサー：なし：×、動画 4K/30fps：△、飛行時間 38/51分：〇
　・DJI Mini3 Pro：価格119,900円：△、重量 249g：〇、センサー：3方向：△、動画 4K/60fps：〇、飛行時間 34/47分：〇
　・DJI Air 2S：価格158,620（RC追加）：×、重量595g：×、センサー：4方向：〇、動画 5.4K/30、4K/60fps：◎　→飛行時間 31分：△

結果、バイクで行った先での空撮がしたかったので携帯性を重視し、さらに障害物センサー有無と動画解像度の点から「DJI Mini3 Pro」を選択しました。当初の想定より高かったですが・・・。

今回購入にあたって「本体」＋「DJI RC」でAmazon、楽天の最安を狙っていたのですが、ちょうど「DJI」のキャンペーンで「DJI Mini3 Pro」の設定があることを知り、そちらで購入することに。特典で無料プレゼントがあり、１つ目が「DJI Care Refrech（1年分）11,880円相当」、２つ目が「DJI Mini3シリーズインテリジェントフライトバッテリーPlus 11,550円相当」の２つの特典が付いて119,900円でした。

同梱物としては
　・DJI Mini3 Pro 本体
　・DJI RC 送信機
　・DJI Mini3シリーズインテリジェントフライトバッテリー
　・予備プロペラ（1組）4枚
　・ジンバルプロテクター
　・PD規格対応ケーブル（Type-C – Type-C）
　・ねじ回し
　・ねじ 6個

「DJI RC」は特長は以下となります。スマホを使う「DJI RC-N1」より起動が早いかどうかは微妙ですが、スマホを繋ぐ手間がいらないのは自分にとってはとても大きなメリットです。
　・15km O3 ＋映像伝送： 1080p / 60fps
　・390g 軽量ボディ
　・5.5 インチ　フル HD ディスプレイ：標準輝度 700 ニト
　・4 時間の長時間駆動
　・デュアルスプリング式操作スティック
　・よく使うポートを内蔵： microSD、USD-C

さすが業界No.1だけあって質感もよく満足しています。性能については他を知りませんのでわかりませんが、品質・安全性・アフター含め問題ないメーカだと思います。