高校生の頃、バイクブームが到来していて、ご多分に漏れず月刊誌「オートバイ」や「MotorCyclelist」を読んで盛り上がっていました。勉強頑張るからバイクを買ってくれと事あるごとに懇願してたね(笑)、バイクもないのにバイトのわずかなお金でヘルメットやグローブやら揃えていました。この頃 YAMAHA から 17000 rpm まで回る超高回転 4スト 4気筒 FZ250 PHAZER というエポックメーキングなバイクが発売され、レーサーレプリカで峠を攻めるというムーブメントが頂点を極めていくわけです。
エンジン型式: 水冷, 4ストローク, DOHC, 4バルブ, 並列4気筒, 249cm³
最高出力: 33.1kW(45.0PS)/ 14,500r/min
最大トルク: 24.5N・m(2.5kgf・m)/ 11,500r/min
車両重量: 138kg
販売価格(当時): ¥499,000
当時の代表的な 250cc バイクは Honda は 4ストの CBR250Four 後のCBR250R、2ストの NS250R後の NSR250R、YAMAHA は4ストの FZ250 PHAZER後の FZR250、2ストのRZ250R後の TZR250、SUZUKIは4ストの GS250FW からGSX-R250、2ストの RG-Γ、 KAWASAKI は 4ストの GPZ250R 後の GPX250R、2ストの KR250 などまさに百花繚乱でありました。
で、何とか大学に引っ掛かり親のない脛をかじり、CBR250R を買ってもらえることに。販売直後だったので地域の1号車だと聞きました。400cc で魅力的なバイクとして FZ400R がありましたが、足つきが厳しく(笑)、250㏄ となったわけです。CBR250R ですが、Honda が売りにしていた「カムギアトレーン」によりレッドゾーンは 18000 rpm と超高回転。実際もきっちりレッドゾーンまで回りました。加速は止まりますが。「カムギアトレーン」というのは、カムシャフトを一般的なベルトで回すのではなく、ギア(歯車)で回すタイプ。私の認識ではベルトの伸びやたわみ等の誤差をなくし、より正確なバルブタイミング、燃焼により高回転を実現するものです。
エンジン型式: MC14E 水冷, 4サイクル, DOHC, 4バルブ,4気筒, 249cm³
最高出力: 45.0 PS / 14,500r/min
最大トルク: 2.6 kgf・m / 11,500r/min
車両重量: 139kg
販売価格(当時): ¥559,000
後ろは小中高同じだった悪友の NSR250R です。NSR250R の加速は・・・ 血の気が引くとはこのことかと本気で思いましたね。4ストとは違う魅力がありましたが、私は4スト集合管の息の長い加速音が好きでした。のちにマフラーはモリワキのEMUに交換し、夜中はかなり遠いところでエンジンきって惰性でアパートに帰ることに(笑)。みんなで集まってビデオ撮ったなー懐かしい。何かの折に捨てちゃったんだよね。今は会うこともなくなってしましましたが。
当時はいわゆる峠のローリング族全盛で、早起きして走りに行ったものです。巻き込まれ事故1回、転倒2回、内1回はハイサイドをくらったやつで、命あるのは運がよかっただけ。でもあの頃はコーナーの先ことなんて考えもしなかった、若さってやつですね。でもみんな熱かったよね~。結局バイクに乗ったのは3年程で、友人に売りました。その後はバイクは所有してないですが、125ccぐらいのオフロード車でのんびり林道でも走りたいなぁと思う今日この頃です。
コメント
[…] 1980~1990年代に訪れたレプリカブームで「CBR250R」に乗って以来、30余年を経てリターンライダーが一人増えることになりまた。余裕ができたらオフロードバイクでのんびり絶景を見ながらおにぎりでも食べたいなぁとぼんやり思い描いていましたが、ついにその時が(笑)。 ここ1年程、ヤマハの「XTZ125」がいいかなぁと思って探していました。125ccはファミリーバイク特約が使えたりするので家の黒田総裁を説得するネタにもなるし、車両価格も125フルサイズの割にお安いし。ただ日本では生産してなくて逆輸入車になるんですが、新車を買うことができるのも魅力的でした。ところが、ブラジル生産から中国生産にかわってなんと中国生産も終了するとか、既に終了したとかの噂・・・ で、再考。 […]