フロントアップの練習をしている時、自分ではスパッとクラッチを繋いでいるつもりなのですが、いまいちキレがない(ほぼ腕のせいですが)と感じていました。そこでクラッチレバーを「ウルトラライト クラッチパーチ」に変えてキレ重視にしてみたりしたのですが、効果はあまり体感できず・・・ そうこうしていると「工房きたむら」さんから「クラッチスプリングリテーナー」というパーツが出ているという情報を入手。効果をHPから引用させてもらうと
◯クラッチのスムーズな切れ繋がり。
◯タッチが良くなり、短いストロークで半クラをコントロール出来ます。手が小さい方にも好評です。
◯滑らずしっかり繋がり、フロントアップがやりやすくなります!
◯クラッチ全体の振動が減る為、引きずりが減り、”軽く変速”出来ます。
◯シフトショックが減り、ミッションに優しく、発熱も抑えられオイルの劣化も低減すると思います。
◯フリクションロスの低減により、握りが軽くなります。
◯ジャダーの軽減。
◯ディスクの耐久性向上。
◯ワッシャ使用で強さの微調整が可能。2枚ずつワッシャーを入れて握りを軽くしても純正より繋がります。
◯クラッチ強化の際のYAMAHA他車種のスプリングにも対応。
という、非常に魅力的な文言が。お値段は6,600円(税込)と結構しますが、皆さんのレビューの評価がすごく高く神パーツとのことなのでこれは着けない手はないでしょうということで。
純正のスプリングはいわゆるガタがあって、伸縮時に若干センターから動き代がありそこで伝達ロスがあるのと、センターからずれた時にまわりの壁にスプリングが擦った状態で動作することがあるらしく、それもロスになるそう。
「工房きたむら」さんから「クラッチスプリングリテーナー」はスプリングを常にセンターで動くようにスプリングを押さえるパーツを設計しているということです。理論的に正しいと納得。
交換の手順
①車体左のエンジンクラッチカバーを外すために、リアブレーキを外す。
②車体を左を上にして倒し、エンジンクラッチカバーを外す。
③外周ボルト13本を外す。長さ違いがあるので、間違わないように外した順番で段ボールに刺していく。
④オイルエレメントカバーのボルト1本(3本中右上の1本)を外す。
⑤オイルラインのボルト1本を外す。
⑥エンジンクラッチカバーを外す。
⑦クラッチスプリングボルト5本を外す
⑧スプリングワッシャーを購入したリテーナーに交換。
⑨スプリングを押さえる力は付属のワッシャー枚数で調整可能。純正と同じにするなら1枚入れる。
⑩締め付けトルクは 8N・m。一回締めて緩めてクラッチを数回握って馴染ませた後、規定トルクで締める。
⑪ついでにストレーナーを掃除。
⑫ガスケットを交換。ガスケット取付面の掃除。
⑬エンジンクラッチカバーを取り付け。ボルト13本は締め付けトルクは 10N・m。
装着した感想ですが、確かにダイレクト感が出たような気がします。パワーが逃げない感じでしょうか。
純正スプリングを外し、スプリングが入っている穴の内面を見るとスプリングが当たっていた跡があったので、やはりスプリングは動いていたようです。同時にスプリングをWR250Rのものを入れる人もいるみたいですね。押しつけ力が若干強くなるらしいです。
↑これはご参考 SY125F TY-S125F RZ125 TT-R125 TZR125 用ですのでお間違えの無いよう。
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