フロントフォークスプリング(セロー250)

バイク

 フロントフォークのスプリングを交換するとシャキッとするという記事が散見されるので、交換してみることにしました。交換したのは「TGR TECHNIX GEAR 」の「ハードスプリング フロントオールラウンドレート」で、価格は13,200円、使用したオイルは「TGR TECHNIX GEAR」の「サスペンションフルード フォークオイル 15W」で、価格は3,300円と微妙な価格設定。

バネレートは4.2N/mmで純正比( 3.8N/mm )10%アップ。
 STREET仕様:オイルレベル120mm、推奨オイル:TGRフォークオイル15W
 OFFROAD仕様:オイルレベル130mm、推奨オイル:TGRフォークオイル15W
オイル量は385cc(片側)
よくわからなかったのでオイルレベルは125mmに調整。

よりバネレートの高い「ハードスプリング フロントストリート、トライアル 用レート」もあります。こちらはバネレートは4.6N/mmで純正比( 3.8N/mm )21%アップ。

交換手順(作業途中の写真がどっかにいってしまった)
①リフトスタンドをかまして、フロントタイヤを浮かす。ハンドルが切れないように固定した方が作業しやすい。
②フロントブレーキディスクのキャリパーを外す。
③ブレーキホースの止め金具を外し、キャリパーを適当なところに引っ掛ける(U字フックを使用)。
④フロントタイヤを外す(フロントアクスルは19mmと17mm)。
⑤下側のフェンダー(黒色)を外す。
⑥アッパーブラケットのボルト2本を緩める。
⑦フォークトップのキャップを緩める。
⑧ロアブラケットのボルト2本を緩める(フォグランプを付けている人はボルトにアクセスしづらい)。
⑨ぐりぐりしながらフォークを下に引っこ抜く。
⑩ダストブーツを外す(上部にボルト1本で固定)。水抜き用?の穴が開いているので方向を覚えておく。
⑪トップキャップを外し、インナーチューブを少しずつ押し込み、スペーサー、ワッシャー、スプリングの順で取出し。
⑫オイル処理パックを用意して、最初はインナーチューブを抜き差ししてシュパシュパとオイルを抜く。大体抜けたら逆さにしてしばらく放置。
⑬スプリングは入れない状態で、オイルを入れていく(規定は385cc)。後で油面調整するので少し多めにメスシリンダーに用意しておく。
⑭インナーチューブはいっぱいに伸ばした状態にして、オイルを半分ぐらいいれインナーチューブを抜き差しする(ゲボゲボ音がなくなるまでエア抜き)。残りの半分を入れてゲボゲボ音がなくなるまで抜き差ししてエア抜き。
⑮油面調整は先人の知恵を拝借して、ダイソーのジャンボスポイトと金属クリップを使用。インナーチューブを一杯に押し込んだ状態で、スポイトの先っぽからクリップまでの距離を125mmに調整して余分なオイルを抜く。この時にフォークを垂直に立てておくものがあれば便利。
⑯インナーチューブにスプリング、ワッシャー、スペーサーの順で入れていき、トップキャップを締める。
⑰逆の手順で組み立て。
⑱ロアブラケット、アッパーブラケットトップキャップのボルトの締め付けトルクは23Nm。
⑲フロントフォークの突き出しはお好みで。
⑳フロントアクスルのボルトの締め付けトルクは85Nm。

 ↑こちらはストリート、トライアル 用レート

 最後にステッカーを貼って完了(これが貼りたかっただけという噂もあり)。例によって鈍感なのでブレーキ時のノーズダイブが減って、しっかり感が少しでたかな?ぐらいのインプレです。 ストリート、トライアル 用レートならもう少し差を感じられたかも。

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