フロントスプロケット(セロー250)

バイク

 林道走行をメインで考えているので、より低速側に振ったギア比にしたく、フロントスプロケットを15丁から13丁に交換しました。14丁も迷ったのですが、高速にはまず乗らないことや、より効果を実感したかったので13丁にトライすることに。色々なメーカーが出しているようですが、13丁をラインナップしていて比較的お安い、「DRC」の「DURA フロントスプロケット D331-415-13」を導入しました。
 結果として私の使用用途においては13丁で正解だったかと。極低速までクラッチを切らなくても粘りますし、何より練習中のフロントアップやウィリーもどきが簡単に。一般道では5速まで駆使すればエンジンもそんなに高回転まで回りませんので。高速に乗られる方はしんどいと思いますが・・・ チェーンもそのままでいけます。
速度メータは実速より高く表示され、距離計は実走より伸びることになります。

交換手順ですが、
①スプロケットカバー(ボルト3本:締め付けトルク:10Nm)を外す。シフトレバーは付けたままでOK。
②ワッシャロックの爪をマイナスドライバーを使って起こす。ワッシャロックの爪は2箇所あるが、折られているのは1箇所だけ。ナットの面と少しずれていた・・・
③ドライブアクスルとスプロケットのナットは30mmソケットで外すが、これがやっかい(締め付けトルク:110Nm)。ロングスピナーをパイプで延長し、ギアをローに入れ、シートに跨った状態でリアブレーキを思いっきり踏んでナットを緩める。この時はチェーンは張った状態。ご老体の一人作業は結構きつい。
④ナットが緩んだらリアアクスルを緩める。後輪タイヤを前に移動してチェーンを緩めるとフロントスプロケットからチェーンを外れる。
⑤純正15丁スプロケットを外して、13丁にチェーンをかけて組込み。13丁の方向は出っ張っている方が奥。
⑥ワッシャロックを取付け。13丁は径が小さいのでチェーンとナットの隙間が狭く、使わない方の爪を切断しないと干渉する。今回は純正15丁に付いていたワッシャロックの使用済みの爪を切断し、使っていなかったもう一方の爪を使うことに。ちなみに純正のワッシャロック品番は「90215-23265」。
⑦チェーンのたるみを調整したうえでリアアクスルを固定。
⑧逆の手順で、ナットを規定トルク(締め付けトルク:110Nm)で締め付け。締め込んだ時に爪の位置とナットの面がいい塩梅にくるように位置調整しておく。これまたご老体の一人作業は結構きつい。
⑨ワッシャロックの爪を折る。
⑩スプロケットカバーを元に戻す(ボルト3本:締め付けトルク:10Nm)。

純正15丁 高級感がある
DRC13丁(写真忘れたので商品イメージで)
出っ張りがある方が奥。1415、13の表記が外側
純正15丁(写真の角度が悪かった)
DRC13丁(チェーンとナットの隙間狭い)

コメント

  1. […]  今回交換するのはセロー界隈で非常に評価の高い、IRC(井上ゴム)の TRIAL WINNER TR-011 TOURIST です。公道を走行可能なトライアルタイヤという位置づけで、ブロックが非常に柔らかく指で押すと簡単に変形します(車のスタッドレスタイヤに近い感じ)。空気圧を下げることによって無敵の性能を発揮するといううわさです。空気圧については諸説あるようですが、舗装路で0.7kg/cm2 程度(入れすぎると逆にフニャフニャするらしい)、林道・ガレ場では0.5kg/cm2 程度にする人が多いようです。前輪はチューブタイヤなので0.7kg/cm2 以下にする場合はビードストッパーを取り付けた方が安心。後輪はチューブレスタイヤなので基本的にはストッパーなしで大丈夫だそうです。 基本的に純正からポン付けできますが、幅はフロント・リア共に細くなり、リアは外径が20~30mmほど大きくなるので泥除けギリギリになるらしい。私の場合、ドリブンスプロケットを15丁から13丁に交換しているので干渉は問題ありませんでした。 […]